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Senear-Usher症候群に一致する1例
河崎屋 三郎
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1金澤大學醫學部皮膚泌尿器科教室
pp.19-21
発行日 1954年1月1日
Published Date 1954/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201130
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I.緒言
本症候群に對する認識はSenear-Usher (1952)の「紅斑性狼瘡様病像を伴う天疱瘡の1異型」なる詳細な報告に肇まる。然しながらそれ以前に落葉状天疱瘡として記載された症例の中にも,本症に屬するものが少くなかろう(Will 及び Arnold)と言われて居る。本邦では齊藤,落合,高安氏(1944)がその1例を報告,且本症に就き綜説紹介した。其後本邦では安田,笹川兩氏及び川尻氏の2例のみのようである。然しながら米國では本症は必しも稀ではないようで1950年以降主としてSenear-Usher Pemphigusの標題で數例が報告されて居る。
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