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濕疹に對するピカツボの治驗
吉野 一正
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1大阪大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.636-637
発行日 1953年10月1日
Published Date 1953/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201065
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はしがき
ピカツボは竹類,茶の木等,數種の藥用植物を原料として得たる,一種の「タール」の水溶成分であり,主成分として「テルペン」を多量含有する他に,蟻酸,醋酸等を含有すると云う。本劑の10%亜鉛華硼酸軟膏及び30%アルコール溶液を各種濕疹の治療に應用した。
使用法:糜爛面,濕潤面,結痂部等にガーゼにのべた藥劑を貼布,或は直接に局部に塗布した。原則的には一日一回の交換とした。
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