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蝸蟲に基因すると想われる濕疹の治驗例
岩重 毅
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1昭和醫科大學皮膚科教室
pp.370-371
発行日 1949年9月1日
Published Date 1949/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200238
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緒言
我國に於て敗戰後各種の事情から寄生蟲が著しく蔓延したが内科小兒科領域に於ては特に蛔蟲による疾患が増加した事は周知の事實である.從つて又吾々皮膚科領域に於ても必す何等かの影響があるものと思考したので蛔蟲保有者で皮膚疾患を訴える者15例(別表)を對稱に觀察加療中のところ最近明かに蛔蟲に基因すると想われる濕疹患者2例に遭遇したので茲に報告する次第である.
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