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名種内分泌腺に著変を呈せる落葉性天疱瘡症例追加
帷子 康雄
1
,
平間 正義
2
1東北大學醫學部皮膚科教室
2東北大學醫學部病理學教室
pp.526-530
発行日 1953年9月1日
Published Date 1953/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201035
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千○64歳女,初診昭和25年10月18日。母がBasedow氏病にて40歳で死亡,患者は生來胃腸が弱いと云う。
現病歴:25年6月初旬より腹部膨満感あり便秘に傾き,同中旬鼻根部に痒感を覺え,抓掻にて糜燗,痂皮形成を見,9月頃には顔面全體,更に身體各所に何れも痒感を前驅として水疱を形成するに至り,Duhring氏皮膚炎として直ちに入院せしめた。尚患者は來院1週間前より毎食昆布を喰べて居た。月經は16〜39歳,其間順調で,擧兒7人全て健康で流早産は無かつた。
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