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多發性單純性腎嚢胞
中込 良夫
1
1北海道大學醫學部泌尿器科教室
pp.363-365
発行日 1953年6月1日
Published Date 1953/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200987
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緒言
所謂孤立性腎嚢胞は本邦に於ては佐藤氏(1903)により初めて報告され,その後泌尿器科的検査法の發達と共に次第にその症例も増し,大塚氏(1933)はその12例を,安井氏(1942)は32例を集めて統計的觀察を行つている。現在では40余例に達し,從來云われているほど稀のものではないようである。私も最近所謂孤立性腎嚢胞の多發型と老えらる可きものを經驗したので,茲に報告する。
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