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單純性血管腫のX線治療後鞏皮症樣皮膚硬化を來した1例
垣内 洋二
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1東京大學醫學部皮膚科教室
pp.701-702
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200867
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下腿單純性血管腫の廣汎な皮膚面にX線治療を繼續している内,血管腫の消失後其の部皮膚が鞏皮症様に硬化するに至り,我々の許に新來した患者が最近ある。
21才の未婚女子。生來左下肢の後外面に赤色のアザがあり,これに昭和24年5月以來某病院で毎週1回X線治療を受けた。3回目頃から局所の皮膚が火傷した樣にヒリヒリし,灼熱感を覺えたが,其後次第に硬く,且つ腫れぼつたくなつて來た。X線治療は半年の間に約20回受けたが治療方式,線量等不明である。
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