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大腸菌に對する抗菌性物質(ペニシリン,ストレプトマイシン,オーリオマイシン,クロロマイセチンテラマイン)の研究—その(1)抗菌作用の比較及びその相乘性
佐柳 太郎
1
1大阪警察病院皮膚泌尿器科
pp.474-477
発行日 1951年10月1日
Published Date 1951/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200602
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緒言
1929年アレキサング・フレーミングが青黴の1種よりペニシリン(以下ペ)なる抗生物質を發見し1940年オクスフォードの學者達に依つて始めて臨床的應用の途が開かれた。續いて1944年ワークスマンが土壞細菌の系統的研究からAktinomycesに屬するStreptomyces Griseusからストレプトマイシン(以下ス)なる結核化學療法剤を分離した。
1949年Yale大學のOsborn植物學研究所のBurkholder教授がヴエネズエラ國Caracas附近の土壞中のStreptomyces屬よりリケッチヤに作用するクロロマイセチン(以下ク)が發見せられた。
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