研究報告
クロロマイセチンの嫌氣性菌に及ぼす影響
太田 淸彦
1,2
1熊本医科大学生化学教室
2微生物学教室
pp.300-301
発行日 1950年6月15日
Published Date 1950/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905517
- 有料閲覧
- 文献概要
ChloromycetinはEhrlich, Bartz氏等により中米の土壤中から発見されたStreptomyces venezuelaeから抽出された抗生物質で,融点150.1℃の白色結晶,水に可成り溶解し比較的安定で化学組成はC11H12N2Cl2O5で示されている.
抗菌性に歳いては種々の研究が行われ,リケツチア,腸チフス,二三のヴィールス,其他のグラム陽性陰性菌に作用し,その発育阻止作用の強力な事が認められている.
Copyright © 1950, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.