皮膚科圖譜・9
尖圭コンヂローム
中野 政男
1
1國立久里濱病院
pp.383
発行日 1951年9月1日
Published Date 1951/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200567
- 有料閲覧
- 文献概要
19才,男。25年9月淋疾罹患,10月肛圍に丘疹を生じ漸次増大す。12月扁平コンヂロームとしてサルバルサン治療を受け輕快。26年1月再發,急速に増加増大して肛圍を埋めつくすペニシリンを大量に用うるも無效,廣基性又は有莖性の小豆大より拇指頭大の柔軟紅色の腫瘍の集合。高さ3cm.花菜状の表面稍濕潤して惡臭を放つ,疼痛甚し,ワ氏反應陰性。切除す。組織像は乳嘴腫,その合計118gram。
Copyright © 1951, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.