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胎兒に發生せるRitter氏剥脱性皮膚炎と其の感染經路
土肥 淳一郎
1
,
平山 芳
1
1東京慈惠會醫科大學皮膚科教室
pp.301-303
発行日 1951年7月1日
Published Date 1951/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200538
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Ritter氏新生兒剥脱性皮膚炎は其の病名の示す樣に新生兒特に生後2週間頃が最も多く見られるとされている。我國の文献を見ても今日迄約170余例の報告があり特に山口氏は本症に就ての詳細な論文を發表しているが本症の發生は生後2日と言うのが最も早い。筆者等は胎兒に發生した本症を經驗したので此處に報告し且つ病原體たる葡萄状球菌の感染經路に就て考察を加えて見たいと思う。
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