抄録
新しい生化學的妊娠反應に就いて,他
米倉
pp.165-169
発行日 1952年4月10日
Published Date 1952/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200612
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Garwood C.RichardsonはAm.J.of abs.&gy-nec.Vol 61 June 51, No.6に次の如く述べている。
即ち2,4—dinitrophenylhydrozine 70%ethano1溶液による尿中遊離Estrone定性試驗によつて褐色を示せば妊娠反應陽性であると。今その方法を簡單に述べると
①先ず尿2cc.をとる。 ②これに0.5N永酸化ナトリウム2滴を加えてよく混和し ⑨クロロホルム3ccを加え少《とも30秒間強く振 る ④約工分閻静かに立てておくと二層に分れる。 ⑤その上層液を取り,これに0.5N硫酸4滴を加 えてよく混和し ⑥70%ethanol飽和2,4・dinitrophenylhydrozineを5滴加えて,(この溶液は24時聞以上纏過したもの は不可)10乃至15分間立てて置く ⑦水酸化ナトリウム2ccを加えて灘察し2分以上 褐色を示せぼ陽性である。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.