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Mapharsenの驅黴成績に就て
士屋 博彦
1
1東京慈惠會醫科大學泌尿器科教室
pp.126-130
発行日 1948年8月1日
Published Date 1948/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200100
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今回現時米國に於て專ら驅黴の目的に使用せられ、既に定評あるマフアースンを進駐米軍の好意に依つて配給せられ、之を日本人女子の黴毒患者に使用する機會を碍たので其の成績の大要を報告し、併せて文末にMapharsenの梗概を紹介する。
患者は總て横濱市某特殊飮食店組合の乙女會々員で、神奈川縣中央衛生試驗所にて血清檢査の結果、村田氏血清反應陽性を示したものである。「マ」の注射は當瓩0.001gmを10c.c.の蒸溜水に溶解して、之を毎週2回靜脈内に30秒以内の速度で全量を注射し、更に米國製、次サリチル酸蒼鉛を毎週1回1c.c.臀筋内に注射した。
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