連載 臨床研究の進め方:ピットフォールに落ちないための工夫・3
研究アイデアを具現化し計画の骨子を考える③
植田 育子
1
,
香坂 俊
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
pp.735-740
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200435
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はじめに なぜ医師にとって身近であるはずの臨床研究は進まないのか? どのようにすれば臨床研究を最後まで進めることができるのか.
研究者である多くの医師は,実は研究を開始する前の準備段階でピットフォールに落ちてしまっている.さらに悪いことに,そのことに気付かずそのまま研究を進めようとしているケースも多い.本連載では,こうしたピットフォールに落ちないために,
① 医師自らのアイデアを具現化し臨床研究の計画の骨子を立てる
② 臨床研究実施に必要な文書類を系統的に整備する
③ 研究を効率的に運用するために必要な体制構築を認識しておく
という3つのポイントを,臨床研究の立ち上げに数多く携わってきた臨床研究コーディネーター(clinical research coordinator;CRC)の立場から紹介する.
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