特集 Clinical Scenarioによる急性心不全治療
Ⅲ.Clinical Scenario 1:起坐呼吸を呈する急性心不全
急性心不全治療薬としての血管拡張薬のエビデンス
佐藤 幸人
1
1兵庫県立尼崎総合医療センター循環器内科
pp.30-35
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200006
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Point
・硝酸薬は血行動態の改善のために経験的に臨床で用いられている古典的薬剤であるが,大規模試験のエビデンスはない.
・ナトリウム利尿ペプチドは血行動態改善作用があるが,長期予後改善効果はエビデンスがない.
・リラキシンは現在,血行動態改善と長期予後改善効果を検討中の今後の薬剤である.
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