特集 膠原病肺—呼吸器内科とリウマチ膠原病内科,見えている景色はどう違うか?
Ⅱ.各論
[G.IgG4関連疾患・多中心性Castleman病]
IgG4関連疾患・多中心性Castleman病—膠原病内科医の視点から
吉藤 元
1
1京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学
キーワード:
IgG4関連疾患
,
特発性多中心性Castleman病
,
リンパ増殖性疾患
Keyword:
IgG4関連疾患
,
特発性多中心性Castleman病
,
リンパ増殖性疾患
pp.155-165
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200719
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POINT
●IgG4関連疾患の包括診断基準は,臨床症状,血清IgG4濃度,IgG4陽性細胞浸潤の3つの要素から構成され,3項目すべてを満たす場合に確定診断,一部を満たす場合に準確定診断または疑い診断となる.
●特発性多中心性Castleman病の診断基準によれば,リンパ節腫大,特徴的なリンパ節病理所見,および他の疾患の除外の条件を満たす場合に確定診断となる.
●特発性多中心性Castleman病では,血清IgG4値の上昇やIgG4/IgG陽性細胞比の増加を認めることがあり,IgG関連疾患との鑑別が重要である.
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