特集 エキスパートが教える 呼吸器内視鏡診療—実地臨床で役立つ秘訣
Ⅱ.気管支鏡診断
呼吸器内視鏡検体の取り扱い—がんゲノム診療への対応
元井 紀子
1
1国立がん研究センター中央病院病理診断科
pp.240-249
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200452
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Point
・肺癌バイオマーカー検査には,十分量の検体採取とともに,病理検体の適切な作製が求められる.
・治療標的遺伝子検査には単一検査とマルチプレックス(パネル)検査があり,求められる病理検体の量と質が異なるが,マルチプレックス検査では腫瘍細胞割合が結果に影響する.
・PD-L1検査には,腫瘍細胞数100個以上を含む病理組織検体が必要である.
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