特集 進行期肺癌治癒への道—がんゲノム医療と免疫プレシジョン医療の接点
Ⅴ.抗悪性腫瘍薬と検査の費用対効果
抗悪性腫瘍薬と検査の費用対効果
後藤 悌
1
1国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院
pp.452-456
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200385
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Point
・費用対効果を計算するためには,費用(薬価など)と効果(一般的にはQOLと生存期間などを使用したquality adjusted life year)が必要である.
・費用は流動的である一方で,効果は前向き臨床研究で副次的に評価されている.
・費用対効果の高低を絶対として判断する(例えば,1QALYあたりの支払意思額)のは難しいであろうが,治療や社会政策として比較することは有効である.
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