特集 実地診療に役立つ睡眠時無呼吸症候群(SAS)と睡眠関連低換気障害の現況と課題
Ⅰ.睡眠呼吸障害の種類,病態生理と診断
中枢性睡眠時無呼吸(CSA)の病態生理
藤田 幸男
1
,
山内 基雄
1
1奈良県立医科大学呼吸器内科学講座
pp.392-398
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200268
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Point
・中枢性睡眠時無呼吸は,換気ドライブの減弱により,睡眠中の呼吸努力や気流の減少・停止を認めるものである.
・睡眠障害国際分類第3版(ICSD-3)では,中枢性睡眠時無呼吸症候群は8つに分類されている.
・中枢性睡眠時無呼吸の発症には,動脈血二酸化炭酸分圧が特に重要であり,無呼吸閾値やループゲイン,覚醒反応などの呼吸生理学的要因も複合的に関与している.
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