今月の主題 睡眠呼吸障害の克服―内科医が知っておきたい病態・症状・関連疾患
睡眠呼吸障害の病態生理
中枢型睡眠時無呼吸
中山 秀章
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科呼吸器内科分野
pp.948-950
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105206
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ポイント
★睡眠,特にnon-REM睡眠では,呼吸は動脈血炭酸ガス分圧に依存している.
★中枢型無呼吸の出現には,低炭酸ガス血症性無呼吸閾値が重要で,化学感受性や呼吸出力が影響する.
★睡眠が不安定であると,覚醒とともに一過性の過換気を生じ,中枢型無呼吸が生じやすくなる.
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