特集 呼吸器画像診断—エキスパートの視点
Ⅱ.感染症,または感染症と鑑別すべき疾患
細菌性肺炎と非定型肺炎は画像所見で鑑別できるか?
原 彩香
1
,
岡田 文人
1
,
森 宣
2
1大分大学医学部附属病院放射線科
2大分大学医学部放射線医学講座
pp.14-22
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200003
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Point
・肺炎は特に高齢者において,予後を左右する疾患であり,早期に適切な診断・治療を行うことが重要である.
・わが国の肺炎診療ガイドラインでは,初期に細菌性肺炎と非定型肺炎を鑑別し,エンピリック治療を行うよう推奨されている.
・肺炎のHRCT所見は,原因微生物によって特徴的であり,患者背景や臨床所見と並んで細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別に役立つ.
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