Japanese
English
解剖を中心とした脳神経手術手技
海綿静脈洞内(外)動脈瘤の手術手技
Surgical Techniques for Aneurysms in and around the Cavernous Sinus
大西 英之
1
Hideyuki OHNISHI
1
1大阪脳神経外科病院脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Osaka Neurological Institute
キーワード:
Aneurysms
,
Cavernous sinus
,
Surgical technique
Keyword:
Aneurysms
,
Cavernous sinus
,
Surgical technique
pp.955-962
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436901104
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I.はじめに
海綿静脈洞部動脈瘤はFisher3)のC3部に好発する.この部分から発生する動脈瘤は古い概念では海綿静脈洞内動脈瘤と思われていたが,新しい解剖学的知見およびクモ膜下出血で発生した臨床的知見より,これらのうちあるものは厳密な意味では海綿静脈洞内動脈瘤でない症例も存在していると考えられる.しかしながら,これらC3部より発生する動脈瘤の手術適応やその手術手技を論ずるに当っては,これらすべてを含めて論じた方が妥当だと思われるので,ここでは広い意味での海綿静脈洞部動脈瘤を対象としてその手術手技について述べてみる.
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