扉
専門医とインフォームド・コンセント
六川 二郎
1
1琉球大学脳神経外科
pp.561-562
発行日 1995年7月10日
Published Date 1995/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436901043
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最近,ある専門医研修指定科の調査用紙が送られてきた.その中に「患者数は?」「検査数と手術数は?」「専門医と研修医の数は?」に加えて,「患者側へ説明する際の手術効果は何を基準にするか?」とあった.
客観的な数値を基準として評価しようとしている.最近は患者側からもこういった質問を受けることが多くなった.前の三者に関しては,その科に属する医師が日々努力している目標でありその結果であって,改めて説明することはあるまい.医師の心が通じず技術が十分でなければ,患者はいずれは去っていくから,これは社会的に極めて重要な評価法であろう.
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