Japanese
English
解剖を中心とした脳神経手術手技
神経内視鏡(軟性)による脳神経外科手術
Neuroendoscopic Surgery
瀧本 洋司
1
,
早川 徹
2
Hiroshi TAKIMOTO
1
,
Toru HAYAKAWA
2
1市立吹田市民病院脳神経外科
2大阪大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Suita Municipal Hospital
2Department of Neurosurgery, Osaka University Medical School
キーワード:
Neuroendoscope
,
KTP laser
Keyword:
Neuroendoscope
,
KTP laser
pp.111-116
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436900973
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Ⅰ.はじめに
最近の光学機器の著しい進歩と,消化器外科をはじめ耳鼻科,婦人科,泌尿器科等,脳神経外科以外の分野における内視鏡手術の進歩の影響を受けて,脳神経外科においても内視鏡手術が注目を浴びつつある.
この分野は,実体顕微鏡が確立される遙か以前より,散発的ではあるが先人の工夫と試行錯誤が積み重ねられてきた.それら脳神経外科における内視鏡の歴史をふりかえってみると,硬性内視鏡を直接使用する方法,硬性鏡と定位脳手術を組み合わせる方法,軟性鏡を用いて主として脳室系の手術を行う方法等に分けられる.著者らは,このうち主として脳室系の手術に対してファイバースコープを用い,過去2年間に41例(Table 1)の内視鏡下手術を行ってきた.
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