連載 海外での手術経験から学ぶ—手術環境・道具・技術そして心の重要性【新連載】
vol. 1 海外で行う脳神経外科手術の準備と留意点
菊田 健一郎
1
,
北井 隆平
2
,
松田 謙
3
,
磯﨑 誠
1
,
東野 芳史
4
,
山内 貴寛
1
,
根石 拡行
5
,
山田 真輔
1
,
赤澤 愛弓
1
,
荒井 大志
6
,
木戸口 正宗
1
,
四方 志昂
7
,
川尻 智士
8
,
有島 英孝
1
,
小寺 俊昭
1
,
竹内 浩明
7
1福井大学学術研究院医学系部門医学領域脳神経外科学分野
2加賀医療センター脳神経外科
3中村病院脳神経外科
4林病院脳神経外科
5公立小浜病院脳神経外科
6市立敦賀病院脳神経外科
7公立丹南病院脳神経外科
8獨協医科大学医学部脳神経外科
キーワード:
海外
,
脳神経外科手術
,
手術器具
,
インフォームド・コンセント
,
心構え
Keyword:
海外
,
脳神経外科手術
,
手術器具
,
インフォームド・コンセント
,
心構え
pp.1354-1359
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436204521
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はじめに
筆者は2012〜2019年に福井大学病院(以下,当院)で4名のロシア人患者の手術を受け入れ,ロシア,カザフスタン,インドネシア,エジプト,ベトナムにおいて22名の海外手術を行った.わずかな経験ではあるが,これから国際的に活躍しようと考える若手脳神経外科医の参考になればと思い,苦労した点などについて報告したい.なお,本稿ではロシアおよびカザフスタンでの手術について記載する.
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