扉
宿酔放談
貫井 英明
1
1山梨医科大学脳神経外科
pp.941
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436202251
- 有料閲覧
- 文献概要
朝起きて身の縮む思いがすることが今でも稀にある.前夜の言動をきれぎれにしか憶えていない時が最もつらい.宿酔(ふつかよい)は肉体的苦痛よりも精神的苦痛のほうがすさまじい.
以前に比べれば精神的苦痛を伴う宿酔は少なくなり,肉体的苦痛のみの場合が圧倒的に多くなったが,やはり宿酔はつらいものである上もう深酒はすまいと思っても,仲間と楽しく呑み出すと止まらないのが酒呑の悪いところである.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.