同人放談
同人放談復活の弁
遠
pp.305
発行日 1964年4月10日
Published Date 1964/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203023
- 有料閲覧
- 文献概要
同人放談が連載されていた時期がありました。たしか第16巻第4号の笠森周護先生「内診漫談」以後お休みになつています。まる2年めに,今度,藤森速水先生からお原稿をいただきました。こうして掲載されたものを拝見するにつけ,やはり無くて叶わぬ固定欄だと思います。休載してきたことをお詑びしなければいけないと思います。
同人という言葉には,同じ志の人,同好の人,なかま,などという意味があるようですし,巻末に毎号掲げた編集同人の同人もそんな意味だと思います。しかも「臨床婦人科産科」は普通にいう同人雑誌というよりは遥かに公器としての性格をもち,産婦人科学に貢献し得る人と原稿を拒みません。ただ,受け入れ方に当然ながら或る仕切りがあつて,そこの所へ志を同じくするなかまとしての編集同人の意図がはたらきかけるのだと考えられます。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.