Japanese
English
手術手技
Craniostenosisの手術
On Our Operation for the Craniostenosis
堀 浩
1
,
上島 治
1
Yutaka HORI
1
,
Osamu UEJIMA
1
1奈良県立医科大学第2(脳神経)外科
1Department of Neurosurgery, Nara Medical University
キーワード:
Craniostenosis
,
Cerebral palsy
,
Linear craniectomy
,
Secondary craniostenosis
,
Expanding craniotomy
Keyword:
Craniostenosis
,
Cerebral palsy
,
Linear craniectomy
,
Secondary craniostenosis
,
Expanding craniotomy
pp.113-121
発行日 1975年2月10日
Published Date 1975/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436200265
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Ⅰ.はじめに
狭頭症すなわちcraniostenosisあるいは頭蓋早期癒合症craniosynostosisに対する手術はずいぶん古くから試みられている.要するに,いずれも頭蓋骨に溝を掘ったり,穴をあけたりするわけだから,その手技はあまりむずかしいものでもなく,込み入ったものでもない.それでも若干のコツはあるが,むしろ溝や穴を掘る位置にちょっとした工夫を要する.さらに真性の狭頭症ではなくて,二次的に発生してきた狭頭症や,小頭症的な病態を含む症例に手術を施す場合には,手術手技そのものよりも,これらの病態に対する深い理解が大切なのである.このような意味から,まず狭頭症・小頭症群の病態を,手術適応の考察という立場から述べてみたい.
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