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編集後記
宮本 享
pp.384
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101712
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本号にも毎号と同じように,加藤庸子先生からの扉,園田順彦先生のIDH遺伝子異常に関する総説,寳金清博先生による合併症についてのシステマティックレビュー,ICG螢光血管撮影の知見に関するoriginal article,腰椎椎間孔部病変への手術,脳卒中後疼痛に対するdual lead SCSに関するtechnical note,そして5編の症例報告など,多彩な内容が盛り込まれている.
さて,私事で恐縮ではあるが,日本脳神経外科学会の機関誌である「Neurologia medico-chirurgica(NMC)」の編集委員長に昨年就任するにあたり,その創刊号に掲載されていた中田瑞穂先生と荒木千里先生のご寄稿を拝読した.そこには学会創立当初は本誌「脳神経外科」,「脳と神経」などの出版医学雑誌の力を借りていたが,漸く機関誌の創刊にこぎつけたという喜びが記されており,本誌が本邦の脳神経外科の発展に大きな貢献をしてきたことを再認識した.私も医師になって以来,毎月本誌に注目してきた.
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