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編集後記
宮本 享
pp.204
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101120
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本号も力のこもった労作を多数掲載することができた.症例報告は自らの業績というだけではなく,爾後同様の症例に遭遇し対応に難渋する脳神経外科医のための道標となる役割がある.学会で発表するだけではなく,要点を整理し文献的考察も加えて論理的に遂行することはlogical thinkingの練習でもあり,日本語のきちんとした書き言葉を修得するよい機会である.ぜひ今後も本誌への投稿をお願いしたい.
扉では佐野公俊先生が使命感のある外科医を志すことになった半生を振り返り,則天去私とでも言える現在の感性を紹介されている.多数の手術を経験されて会得されたのであろうと興味深く拝読した.
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