報告記
第9回ヨーロッパ頭蓋底外科学会報告記(2009年4月15~18日)
大畑 建治
1
1大阪市立大学脳神経外科
pp.1020-1021
発行日 2009年10月10日
Published Date 2009/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101039
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ヨーロッパ頭蓋底外科学会:European Skull Base Society(ESBS)は1993年に設立された,国際規模の学際的に調和のとれた頭蓋底外科学会である.ドイツ,イタリア,リトアニア,ポーランド,スペイン,イギリスの6カ国の頭蓋底外科学会との共同で隔年に開催され,理事長(president)はProf. Vladimir Beneš(チェコ,脳神経外科),事務局長(secretary general)はProf. Robert Behr(ドイツ,脳神経外科)であり,理事6名は耳鼻咽喉科医4名,脳神経外科医1名,顎顔面外科医1名,評議員16名は脳神経外科医7名,耳鼻咽喉科医6名,顎顔面外科医3名で構成されている.
2009年4月15~18日に第9回ヨーロッパ頭蓋底外科学会がロッテルダムでErasmus Universityの下で開催された.学会のテーマは“Update and Perspectives”であり,honorary president:Prof. Ugo Fisch(耳鼻咽喉科),congress president:Prof. Bernard Pauw(耳鼻咽喉科),co-president:Prof. Cees Avezaat(脳神経外科)の布陣で,準備と運営の実務面はProf. Avezaatによって行われた.会期を通じて,Prof. Pauwの車椅子での元気な姿と,それを支えるProf. Avezaatの友情に大いに感銘した.
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