海外だより
第35回Harvey Cushing Society Meeting印象記—American Association of Neurological Surgeons
宮崎 雄二
1
1札幌医科大学脳神経外科
pp.845-848
発行日 1967年8月1日
Published Date 1967/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202263
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筆者は1962年度の本学会(シカゴ市)に出席し,その印象記を本誌に掲載したことがあつたが,このたび,機会を得てWilliam H,Sweet教授(ハーバート大学,マサチューセッツ総合病院)の正式ゲストとして5年ぶりに本学会に参加したので,発表された諸論文の内容と,これについての印象を記載しようと思う。
今年度の学会はBowman Gray School of MedicineのEben Alexander,Jr教授が会長となつて,サンフランシスコのヒルトンホテルにおいて開催され,出席者数はゲストを含めて780名であつた。今年度の会期は4月16日から20日までの3日半であり,この間に46題の一般演題と8題の特別講演が行なわれた。一般演題が46題と聞けば少ないように考えられるが,各演題に十分な口演時間を与え,しかも個々に対して指定発言者が討論するようになつていた。このため,プログラム委員の話では,申込み演題の25%を採用したにすぎないとのことであつた。
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