学会印象記
ACS総会印象記—59 th Annual Clinical Congress American College of Surgeons
桜井 健司
1,3
,
岡本 重禮
2
,
小柴 健
3
1聖路加国際病院外科
2聖路加国際病院泌尿器科
3北里大学
pp.469-474
発行日 1974年6月20日
Published Date 1974/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201815
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American College of Surgeons
さる11月28日東京でわが国の外科系の14学会が参加して"日本外科系学会連合会"結成の発起人会が開かれた。新聞の片隅に報道されただけだつたので気づかずに過した医師も多かつたと思われるが,この連合会は各専門領域ごとに細分化され各分野相互の連絡が失われてバラバラになりがちな外科学をもう一度統一体として機能させ,外科系各学会間の学術知識の交換,研究の連携などをおもな目的として発足が急がれていたものである。
その設立時期および経過はこの連合会とはまつたく異なるがAmeri-can College of Surgeonsもかなり似ている点があると思つたので以下その概略を記してみる。AmericanCollege of Surgeonsの創立は1913年で,外科患者にできる限りのcareをし,それを改善することを唯一の目的として設立されたもので,現在では発展して世界最大の外科医の組織となつている。
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