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連載 脳神経外科における再生医療―臨床応用にむけて(2)
ヒトES細胞培養の感染問題と法律的設備基準
Requirement of CPC and Xeno-free Culture of Human ES Cell
菱川 慶一
1
Keiichi HISHIKAWA
1
1東京大学大学院医学研究科腎臓内分泌内科・腎臓再生医療講座
1Department of Clinical Renal Regeration and Internal Medicine,Division of Nephrology and Endocrinology,University of Tokyo
キーワード:
CPC
,
cGTP
,
GMP
,
ES cell
Keyword:
CPC
,
cGTP
,
GMP
,
ES cell
pp.515-519
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100534
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Ⅰ.はじめに
ヒトES細胞は神経再生の臨床応用を実現する最も可能性の高い細胞であるが,樹立段階から維持培養方法まで,動物由来物質混入による問題が指摘されている.またヒトES細胞から神経細胞への分化誘導を行う際に細胞プロセッシングが必要となるが,この工程には医薬品同様に安全性と高い品質管理が必要である.以下では,ヒトES細胞培養における動物由来物質による感染性の問題,および細胞プロセッシングに関する法律的設備基準について述べる.
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