連載 IT自由自在
脳神経外科のマルチメディア・インフォームド・コンセントとインターネットでの提示
大泉 太郎
1
1東京歯科大学市川総合病院脳神経外科
pp.516-521
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100078
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はじめに
われわれは今まで,①患者や家族へ公平でわかりやすい脳神経外科の検査や疾患の説明を簡便に行うためにマルチメディアソフトを活用したインフォームドコンセント,②多様な医療情報の患者へのわかりやすい提示や医療教育,③医療サイドでの情報活用を目的とした脳外神経外科疾患のマルチメディア・データベース,など実際の医療現場で患者や家族を中心にした医療情報の活用を1995年から行ってきた.
また,インターネットが普及しはじめた1996年からは,公平でわかりやすく簡便な医療情報の提示を,一般の方やこれから医療機関に受診しようとしている人にまで広げ,医療や健康に対する関心を深め疾患予防に役立てたり,医療情報への理解を深め検査や治療を効率よく行うことを目的に,ホームページ上での脳神経外科の検査や疾患についての情報提示を行ってきたので報告する.
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