Japanese
English
特集 ミオクローヌス
臨床型および病理学的裹づけ
Spinal Myoclonus
Spinal myoclonus.
加藤 元博
1
Motohiro KATO
1
1九州大学医学部脳研神経生理
1Department of Neurophysiology, Neurological Institue Faculty of Medicine, Kyushu University
pp.790-796
発行日 1984年10月10日
Published Date 1984/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431905639
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
ミオクローヌスは発作性,反復性に起こる急速な筋肉の不随意的収縮で,中枢神経のさまざまのレベル,すなわち大脳皮質,脳幹,脊髄などの機能異常によって生じることが知られている。
脊髄の機能異常によって生じる脊髄性ミオクローヌスspinal myoclonusは稀なものであるが,他の中枢神経レベルから生じるミオクローヌスや,脊髄障害によって生じる他の種類の不随意運動との鑑別がしばしば問題となる。また,脊髄性ミオクローヌスの臨床的,生理学的分析は,脊髄機能の解析に手がかりを与えるものとなるであろう。
Abstract
Spinal myoclonus may be defined as a rare type of myoclonus that arises from the spinal cord, and distributes segmentally in a part or parts of the body that is innervated by the spinal nerves.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.