Japanese
English
特集 神経ペプチド
序論
Preface
大塚 正徳
1
Masanori Otsuka
1
1東京医科歯科大学医学部薬理学教室
1Department of Pharmacology, School of Medicine, Tokyo Medical and Dental University
pp.355-356
発行日 1983年6月10日
Published Date 1983/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431905496
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神経ペプチドの研究の始まりは古く,脳下垂体後葉抽出物の活性がtrypsin処理によって消失することが見出されたのが1909年1),またsubstance Pが最初の脳腸管ペプチドとして報告されたのは1930年代のことである2)。しかしこの分野の爆発的拡大が起こったのはもっと最近で,1969〜73年の視床下部放出因子の構造決定,ついで1975年のenkephalinsの発見などが契機となり,これに加えてペプチドについての化学的,免疫学的方法の進歩がさらに分野の発展を促したものと思われる。このような状況を示す一例として,1978年の研究分野別の論文数について次のような統計がある3)。
論文数 順位
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