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特集 第5回神経化学懇話会
一般演題
2.可逆性グリア反応の限界と意義(その1)—特に膜様原形質について
Reversible Responses on Astrocytes under Ion changed Solutions
中沢 恒幸
1
,
富永 淳
1
,
原 洋二
1
,
笠原 俊彦
1
Tsuneyuki Nakazawa
1
1慶応義塾大学医学部神経科教室
1Dept. of Neuropsychiatry, Faculty of Medicine, Keio University
pp.799-805
発行日 1963年8月25日
Published Date 1963/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904068
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はじめに
固定という道を経てなされるあらゆる形態学的次元の研究は非可逆性変化の場の上にたつて行なわれている。このことは脳の機能を理解する上に過去の大脳形態学の業績の幾多の貢献に拘らず,未だ多くの不足と隔りを感じさせる一つの理由ではなかろうか。
では脳の細胞の可逆性変化はどのくらいあるのであろうか。またそれを"形"の上に捕えることができるのであろうか。そしてそれはどのように理解したら良いのであろうか。
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