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特集 神経病理(第13回日本神経病理学会学術研究会より)
一般演題
In vitroで形成された神経・筋接合の電顕的研究—コリンエステレース活性について
Electron microscopic studies on the neuromuscular junctions developed in vitro: On the cholinesterase activity
米沢 猛
1
,
斎田 孝彦
1
,
Norman Robbins
1
,
井端 泰彦
2
Takeshi YONEZAWA
1
,
Takahiko SAIDA
1
,
Norman Robbins
1
,
Yasuhiko IBATA
2
1京都府立医科大学病理学教室
2京都府立医科大学解剖学教室
1Department of Pathology, Kyoto Prefectural University of Medicine
2Department of Anatomy, Kyoto Prefectural University of Medicine
pp.370-376
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903506
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In vitroでの神経・筋接合(以下N-M-Jと略す)の形成の研究は2,3の研究室から報告されているが8,9,15〜17,20,22,24),この研究の一つの方向として同接合の発育分化,神経支配が筋におよぼす栄養的意義,同接合に対する薬物の影響,さらに同接合や筋を侵す疾患研究に関して一つのモデルとして幅広い研究に供されている。神経・筋接合の研究の上でもっとも重要なことは,その形態学的発育分化をこれに伴う機能的諸現象と関連づけることであろう。その意味において著者はin vitroで形成されるN-M-Jの一般的形態学,発育過程での電気生理学的研究について報告して来たが18,19,24〜26),今回とくに問題となるアセチールコリンエステレース(以下AchEと略す)の活性とその分布について電顕的検索を行なった。
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