Japanese
English
特集 小脳
小脳の血管性障害
Vascular Diseases of the Cerebellum
加瀨 正夫
1
Masao Kase
1
1関東逓信病院内科
1Department of Internal Medicine, Kanto Teishin Hospital
pp.603-610
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901695
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小脳の血管性障害は私の経験では比較的少ないもののように思われるが,小脳の血管性障害そのものが実際に少ないというよりは,同時に存在しうる大脳又は脳幹の血管障害により小脳症状がおおわれてしまいやすいということのほかに,小脳の血管が極めて多数の吻合を有することにより症状を呈さないことが諸家により指摘されている。そこでまず小脳の血管分布についてのべ,ついで該血管の閉塞ならびに出血について記述する。
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