シンポジウム—脱髄性疾患
討論Ⅲ
pp.141-142
発行日 1956年12月1日
Published Date 1956/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901551
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日比野 何か御発言ありませんでしようか。
野村 イタリーでは脱髄が多い,あちらの西洋人というのは動物の脳やなんかをウンと食べる。その為のアレルギーじやないか,といつておられたそうです。それから日本でもこの頃はボツボツ多発硬化というものはアメリカからビールスを持つて来たのてないかというようなことで,原因論になりますと,ウィールス説も新陳代謝の説も未だきまつてないのですけれども,そういう風に原因論に迄進んで行くような趨勢にあることは,非常に私としましては有難く,又私共も驥尾に付して行かなくてはならぬという元気をつけて頂いたということを非常に有難く思つて居ります。
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