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特集 第29回脳のシンポジウム
開会の辞
Opening address
早川 徹
1
Toru, HAYAKAWA
1
1大阪大学医学部脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Osaka University Medical School
pp.881
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431900584
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- Abstract 文献概要
適塾の歴史をもつ私どもの大阪大学医学部は,この度長年住み慣れた堂島河畔の地を離れて大阪市の北郊,千里万博公園の近くに移転してまいりました。その千里のライフサイエンス・センターに皆様をお迎えして,日本学術会議脳・神経学研究連絡委員会主催の伝統ある「脳のシンポジウム」第29回をお世話させていただくことを大変光栄に思っております。
過去長年にわたり本シンポジウムは,神経科学に関する時代を反映したテーマについて,選ばれた演者のご講演と討論を通して高い学術的水準の情報交換が行われ,神経科学の進歩に貢献するとともに本分野に対する関心を高めて参りました。今回も脳・神経学研究連絡委員会の先生方のご指導のもとに,「神経系とサイトカイン」,「脳と一酸化窒素(NO)」,「神経系の物質輸送機構」ならびに「記憶障害の臨床」という四つのテーマを選ばせていただきましたが,いずれも日進月歩の本領域において現在興味の中心となっている課題であります。
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