開会の辞

Opening remarks.

　日本学術会議主催による第39回脳のシンポジウムを，私ども，東京女子医科大学にてお世話させていただくことは，本学にとりまして誠に光栄なことと存じております。

　本シンポジウムは，脳・神経研究に携わる基礎医学，生物学，並びに臨床医学の各分野にわたる研究者が，一同に会して最新のトピックスについて討議いたします，大変に伝統のある学術集会であります。今回は，神経内科領域から「脳炎・脳症」と「てんかんの分子生物学」，脳神経外科領域から「脳神経外科領域の先端医療」，そして基礎医学領域から「疼痛研究の最前線」の4テーマを選ばせていただきました。これら各シンポジウムの企画につきましては，「てんかんの分子生物学」につきましては，本学小児科の小国弘量先生に，「脳神経外科領域の先端医療」につきましては，脳神経外科の堀 智勝先生に，そして「疼痛研究の最前線」につきましては，第一生理学の川上順子先生にお世話になりました。ここで改めて，これらの先生方に感謝いたします。