Japanese
English
特集 第41回 脳のシンポジウム
開会の辞
Opening remarks
岡本 幸市
1
Koichi Okamoto
1
1群馬大学大学院医学系研究科脳神経内科学
1Department of Neurology, Gunma University Graduate School of Medicine
pp.828
発行日 2006年12月10日
Published Date 2006/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431100401
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おはようございます。群馬大学神経内科の岡本でございます。今日から2日間にわたって,「第41回脳のシンポジウム」を開催させていただきます。群馬県で脳のシンポジウムが開催されるのは今回が初めてであり,大変光栄に存じております。
「脳のシンポジウム」は,1965年(昭和40年)の2月に,文部省の特定研究班と日本学術会議の脳研究連絡委員会との共催で,東京にて第1回目が開催されております。その後は全国各地で年に1回開かれ,その内容は医学書院から発行されている「神経研究の進歩」という雑誌に掲載されており,日本の脳の研究をリードしてきた由緒ある研究会であります。最近では日本学術会議の中の脳・神経学研究連絡委員会がこのシンポジウムを主催してきましたが,昨年(2005年)夏から日本学術会議の改組が進行している関係で,今回は日本学術会議の名称が使えず,日本神経学会と群馬大学大学院医学系研究科および群馬大学大学院GP(文部科学省の「魅力ある大学院教育」イニシアティブで採択されたプロジェクト)の後援を得て,群馬脳神経研究会が主催することにいたしました。もしかすると「脳のシンポジウム」という名称での研究会は今回が最後の歴史的な会になるかもしれません。次年度以降の方向性につきましてはこの後,日本学術会議,脳・神経学研究連絡委員会の委員長で,国立精神神経センター総長で,かつ日本神経学会理事長であられる金澤一郎先生からお話があると思います。
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