連載 これからのがんサポート[6]
大腸がん患者へのサポート
品田 雄市
1
1東京医科大学病院がん相談窓口
pp.347-352
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200207
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大腸がんとがん相談支援
前回から、がん種毎のがん相談の様子をお伝えしています。今回は、5大がんの1つであり、日本人が罹患するがん種としては2015年のがん患者数の推計で胃がん、肺がんを抜いてトップになった大腸がんを取り上げます。
ご存じのように早期の大腸がんには自覚症状はなく、進行すると典型的には、血便や便通異常、腹痛などの症状が現れます。当然ながら予防や早期発見は重要ですが、日本人の場合、比較的症状が現れやすい直腸やS状結腸に約7割が発生しているため、早期発見も多く、5年生存率も他のがんに比べると高値となっています。
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