Feature Topic みえない副作用
「みえない副作用」からみるがん診療
扉
pp.33
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200151
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がん診療の場において、治療に付随した「副作用マネジメント」を取り入れることは、もはや必要不可欠となっています。
現在、副作用という言葉は“主作用に対する副作用”を意味する「side effect」ではなく、“意図しない有害な反応”である「adverse drug reaction(薬物有害反応)」という意味合いであることがほとんどです。
患者の苦痛緩和・治療遂行という点において、その有害性は重要視されて然るべきです。
しかし、その判断基軸だけでは「みえない副作用」があるのです。
そこで本特集では、「みえない副作用」と題して、「医療者—患者間の認識ギャップ」「アセスメントの難しさ」「副作用を言い出せない患者の心理的側面」といった着眼点から、これまで取り上げられてこなかった副作用の側面に迫ります。
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