連載 これからの免疫療法の話をしよう[3]
抗PD-1抗体療法—ニボルマブ、ペンブロリズマブ
北野 滋久
1
,
珠玖 洋
2
1国立がん研究センター中央病院先端医療科
2三重大学大学院医学系研究科病態解明医学講座遺伝子・免疫細胞治療学
pp.370-376
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200096
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はじめに
前回は、抗CTLA-4抗体(イピリムマブ)について概説させていただきました。
今回は、免疫チェックポイント阻害剤として抗CTLA-4抗体に続いて臨床開発に成功し、悪性黒色腫以外にも非小細胞肺がんを始め、他のがん種にも適応の拡大が進んでいる抗PD-1抗体であるニボルマブ(nivolumab)とペンブロリズマブ(pembrolizumab)について説明させていただきます。
また、トピックスとして、「複合的がん免疫療法」と「既治療進行悪性黒色腫に対する抗PD-1抗体による5年フォローアップデータ(2016年米国癌学会より)」を取り上げさせていただきます。
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