特集 総合診療外来に“実装”したい最新エビデンス—My Best 3
【知っておきたい!Common Disease最新エビデンスMy Best 3】
❶高血圧—厳しすぎる血圧治療と薬物治療偏重、フレイルの低血圧の危険
名郷 直樹
1
1武蔵国分寺公園クリニック
キーワード:
厳格治療
,
心血管イベント予防
,
血圧に対する不安
,
塩化カリウム含有の代替食塩
,
脳卒中
,
健康食品への導入
,
フレイル
,
高血圧
,
死亡
Keyword:
厳格治療
,
心血管イベント予防
,
血圧に対する不安
,
塩化カリウム含有の代替食塩
,
脳卒中
,
健康食品への導入
,
フレイル
,
高血圧
,
死亡
pp.691-693
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203756
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My BestエビデンスNo.1
降圧治療はどこまで厳しくなるのか?
収縮期血圧110mmHgを目指す厳格治療は、130〜150mmHgの標準治療と比べて、心血管イベントが26%少ないというランダム化比較試験の結果が報告された。これは、公衆衛生の視点で脳卒中予防効果が明らかなことを示しているが、個々の患者に対しては、収縮期血圧が130mmHgでも高いという不安を引き起こすだけかもしれない。
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