“JOY”of the World!|ロールモデル百花繚乱・19
出会いに導かれ「性差医療」から「研究開発」まで
片井 みゆき
1,2
1政策研究大学院大学保健管理センター
2東京女子医科大学 総合診療科
pp.1052-1056
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203334
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私は現在、内分泌代謝内科医として「性差医学・医療」の臨床研究に携わっています。医学生の頃から臨床と研究の両立、海外留学、国際医療の夢を思い描いてきましたが、医師になり6年目には育児と仕事の両立の壁に突き当たりました。しかし、それが原点となり、数々の貴重な出会いに導かれ、その後の「留学」「翻訳出版」「性差医療」「国際医療」「大型臨床研究」へとつながってきました(表1)。登山でも、険しい崖の直登は困難でも、樹林帯や尾根づたいの登頂ルートもあります。女性医師のキャリアも同様、希望をもち一歩一歩進めば、夢に辿り着けるのではないかと思います。
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