特集 —ポリファーマシーを回避する—エビデンスに基づく非薬物療法のススメ
【症状編】
高齢者の認知障害
酒見 英太
1
1洛和会 音羽病院
キーワード:
コリンエステラーゼ阻害薬
,
血管性認知症の予防
,
適度な身体活動
,
認知機能訓練
,
個別の患者中心ケア
Keyword:
コリンエステラーゼ阻害薬
,
血管性認知症の予防
,
適度な身体活動
,
認知機能訓練
,
個別の患者中心ケア
pp.1210-1213
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202827
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はじめに
ここでは、治療により回復可能が望める認知機能低下(potentially reversible dementias : PRDs)の除外が行われたあとの、進行性かつ不可逆とみなされる認知障害を対象とする。なおPRDsの除外では、本特集の趣旨から、認知機能低下をきたしうる鎮痛薬、鎮静薬・催眠薬、向精神薬、抗コリン薬、抗ヒスタミン薬の減量・除去は真っ先に行われるべきである1a, b)。
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