特集 —ポリファーマシーを回避する—エビデンスに基づく非薬物療法のススメ
【症状編】
めまい・立ちくらみ
西村 康裕
1
1洛和会丸太町病院 救急総合診療科
キーワード:
BPPV
,
前庭機能障害
,
ベタヒスチン
,
ジフェニドール
,
前庭リハビリテーション
,
起立性調節障害
Keyword:
BPPV
,
前庭機能障害
,
ベタヒスチン
,
ジフェニドール
,
前庭リハビリテーション
,
起立性調節障害
pp.1214-1218
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202829
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はじめに
一般外来・救急外来においてめまい・立ちくらみはコモンな受診理由であるが、鑑別疾患が多岐に渡るうえに特異的な治療法が少ない領域でもある。ここではBPPV(良性発作性頭位めまい症)や前庭機能障害と起立性調節障害を中心に、めまいや立ちくらみに対する非薬物療法について概説する。なお、薬剤の副作用によるめまいは特に高齢者においてADL低下や転倒・骨折を招く恐れがあり、第一に除外されるべきである。
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